兵庫県明石市 駅徒歩3分の田村眼科 白内障の手術についてご説明します。日帰り白内障手術の概要をご覧頂けます。

医療法人瞳潤会 田村眼科

白内障の手術

2CATARACT OPERATION

明石イメージ

白内障の手術について

【画像】白内障の手術イメージ

超音波を発振させながら濁った水晶体を細かくして吸い取ります。
点眼麻酔による比較的短時間(平均10分程度)の日帰り手術を全症例、院長が施行しております。
痛みはほとんどありません。(目の条件によっては時間が長くなる場合があります。)
目の中に入れる眼内レンズはアクリル樹脂で出来ており、その直径は6mmです。
一生目の中に入っていても耐久性などには問題ありません。
半分に折り畳むことができる柔らかいアクリル樹脂素材レンズを使用することにより、2.5mmの切開創をさらに広げる事なく手術が可能になっており、より早期の視機能回復と社会復帰、そしてより安全な細菌感染予防が可能となりました。

手術が決定してからの流れ
(片目・月曜日手術の場合の標準例)

【画像】手術が決定してからのスケジュールイメージ
  • 金曜日(説明会翌日)から月曜日(手術日)の午前中まで、1日4回の点眼で手術眼を減菌します。
  • 手術日の晩は入浴も洗顔もできません。
  • 手術後から約7日間は眠る時も保護メガネを装用し(1日中)、目をこすらないようにします。
  • 手術後の目薬は術後感染症予防のため、とても大切です。処方された目薬(主に3種類)は、1日の点眼回数をよく守りしっかり点眼しましょう。

白内障手術を行う事による5つのメリット

【画像】白内障手術で得られる5つのメリット
  • 水晶体の混濁の除去

    水晶体の混濁の除去は白内障手術の主たる目的です。

  • 遠視・近視の矯正

    遠視・近視の矯正も多少の誤差が生じる場合がありますが、IOLマスターというマシーンの登場で高い精度をもって予測が可能となってきました。

  • 乱視の矯正

    乱視の矯正は近年、乱視を矯正するトーリック眼内レンズの登場で矯正が可能となってきました。
    基準がありますので、全ての方が適応ではありませんが、良い成績を得ています。

  • 老視矯正

    老視矯正ですが当院ではモノビジョン法を積極的に取り入れています。
    簡単に言うと効き目を遠くにピントを合わせ、効き目でない方を近くにピントを合わせる方法です。
    適応である方は全体の約3割程度ですが、この方法を受けた多くの患者さんから眼鏡の使用頻度がかなり下がったと術後満足度に高い評価を得ています。
    保険診療内でできる唯一の老視矯正手術です。

  • 閉塞隅角緑内障の治療

    閉塞隅角緑内障といわれるタイプの緑内障は房水(目の中を循環する水)の排出部分が狭くなってしまい、眼圧が上がり視野が少なくなります。
    これが急性で起こりますと「急性緑内障発作」といい激しい眼痛、嘔吐を伴い数日間適切な治療が施されないと失明する可能性があります。
    この閉塞隅角緑内障の治療には白内障手術がとても有効です。
    理由は水晶体の混濁の除去とともに大きくなった水晶体の容積を減らし、房水(目の中を循環する水)の排出部分を大きく広げてあげることが出来るからです。
    このように病型によりますが、白内障手術で緑内障治療が可能な場合があります。

術後の見え方について

最終的な視力は眼の網膜の中心部にある黄斑部、視神経、脳の視覚中枢の機能に依存しています。

これらに特に異常なければ矯正視力で1.0~1.5得られることが多いですが、変性近視や、加齢性黄斑変性症やその他の疾患で黄斑部の機能が低下していると、良い視力は出ません。
翌日からよく見える人もいれば、数週間以上経過してから見えるようになってくる人もいるように視力回復のスピードは患者さんによって違いますし、左右眼のよっても異なります。
術後0.2の視力でも「よく見える」という人もいれば、1.2の視力でも「よく見えない」という人もいて、術後の感じ方も人其々違います。
「良く見える、見えない」は人間の感覚からくる相対的なもので、絶対的なものではないのです。

また、白内障が進行しすぎると水晶体を入れている袋が弱くなり、袋が破損する確率が高くなったり、水晶体を支える組織であるチン小体が外傷の既往などで脆弱であると、超音波による水晶体処理が困難で創口が大きくなったり、正常な位置に眼内レンズを挿入することができない場合があります。
このような場合には、眼内レンズ縫着術、強膜内固定術等の手術を後日行うことになります。
この場合、術後の視力回復は緩徐です。

術後の合併症と対策

稀に下記のような合併症が起こることがあります。
手術後は感染予防のため必ず指示通りに点眼と内服をし、目をこすらないこと、術後の通院をしっかりしていただく事がポイントになります。

  • 眼圧の上昇

    手術後一時的に眼圧が上昇する場合がありますが、点滴や内服、点眼薬で正常に戻ります。


  • 感染症

    稀に手術中・手術後に細菌が眼内に入って感染おこすことがあります。
    感染を起こすと強い充血、疼痛、視力低下がおこり硝子体手術が必要になることがあります。
    治療のタイミングが大事ですので、万が一の場合に備え田村眼科では術後2週間ご利用頂ける緊急電話番号を手術患者さん全員にお知らせしております。


  • 類嚢胞黄斑浮腫

    手術後の炎症が長く残ると網膜の中心部に類嚢胞黄斑浮腫が起こり視力回復が遅れることがあります。
    特に糖尿病をお持ちの方によく見られます。ステロイドの注射にて治療する場合が多いです。


  • 角膜混濁

    角膜の内皮細胞が手術により減少して角膜混濁を起こし、視力が低下することがあります。
    粘弾性物質を使用したソフトシェルテクニックを使って術中の角膜内皮細胞を保護に努めております。


  • 膜の濁り

    手術後数週から数ヶ月で眼内レンズを入れている透明な膜が濁り、かすみや視力低下が起こることがあります。
    濁った膜にレーザー照射をします。
    治療は痛み無く通常2、3分で終わります。


  • 眼内レンズの脱臼

    眼内レンズが術後、ずれたり、脱臼することが稀にあります。
    この時は再手術によって整復します。


  • 網膜の裂けや剥離

    稀に網膜が一部裂けたり網膜剥離が起きることがあります。
    術直後のこともありますが、数ヶ月から数年後に起きてくるケースが殆どです。
    放置しておくと必ず進行して失明しますので、これを防止するため必ずレーザー照射か手術が必要です。


  • 光の乱反射・グレア(まぶしさ)

    光の乱反射・グレアを自覚される方がいますが、自然経過の中で徐々に自覚しないようになることがほとんどです。


  • レンズ度数の調整

    術前に計算した理論値から割り出した眼内レンズの度数が、狙った術後の屈折と異なることがあります。
    この場合は他の度数の眼内レンズと交換する手術を術後早期におこないます。手術時間は通常約10分です。


  • 複視

    複視を自覚する方が稀にいます。
    治療法としては、経過観察か斜視の手術、プリズムの装用で多くは解決できるとされています。

頻度は低いですがこのような合併症があることを認識した上で、どのような対策をするか各術者、各医療機関で様々な取り組みがなされています。
患者さんにも医療は医師及びスタッフとの信頼関係の上、共同作業で成立していることを十分ご理解いただいた上で手術に挑んでいただいております。

車の運転もそうですが、メリットを享受するためには様々なリスクを想定した上で如何に事前に回避出来るかが大事なのだと考えております。